燃えるごみ処理フロー

(1)ごみ計量機

収集車や一般の搬入車は、この計量機で重量を計測し記録されます。この計量機では10s単位で最大30tまで量る事ができます。
(2)プラットホーム

収集車が集めたごみを投入する場所です。扉は3門あり直接ごみを投入する事ができ、また臭気が外部に漏れない様に出入口にはエアーカーテンが装備されています。扉には人々の生活する姿をイラストで表わしています。
(3)ごみピット

投入されたごみは一時貯留されクレーンでごみを攪拌することにより、ごみ質を均一化し安定焼却することができます。また、ピット内の臭気を含む空気を焼却用空気として利用する事で、ピット内は負圧に保たれ、ほこりや臭気を外部もらさない仕組みになっています。ここでは3日分270tの貯留が可能です。
(4)切断機

可燃性粗大ごみ「布団・タンス・畳など」は50p以下に切断されごみピットに入ります。
(5)給じん装置

ごみの袋を破り細かくし一定量を連続して焼却炉へ送ります。
(6)流動式焼却炉
(7)不燃物排出機

炉内に混入した金属類やガラス屑などの不燃物は下部より砂と一緒に抜出されこの不燃物排出機へと送られます。
(8)ガス冷却室

焼却炉からの高温の排ガスに水を噴射し、一次徐じん後、冷却をします。
(9)バグフィルター

排ガス中の塩化水素などの酸性ガスは、消石灰で中和させ、またダイオキシン類などは活性炭で吸着させ、その後このバグフィルターのろ布(324本/1基)で除去処理します。
(10)誘引送風機

バグフィルターできれいになった排ガスは、この送風機によって煙突へ送られます。
(11)煙突

きれいになった排ガスは煙突を通して大気へ放出されます。
なお、大気温度が低い時に見られる白煙は、排ガス中の水蒸気が外気で冷やされ煙の様に見えるものです。
(12)中央制御室

焼却施設全体の運転管理をコンピュータやテレビモニターにより集中制御し常に安定した焼却運転を行っています。
(13)ごみクレーン

ピットにためられたごみはこのクレーンで攪拌され焼却炉へ投入されます。ごみクレーンは一度に約1tのごみを掴む事ができ、小学生の施設見学で一番人気の設備器機です。